函館青年会議所は様々なまちづくり運動を通じ産学官民と交流を深めてまいりましたが、地方創生へ臨むための協力体制は充分とはいえず、函館の未来を牽引する立場となれていないのが現状です。我々は地域の先導者としての自覚を持ち、先を見据えたまちづくりを推進できる器となり、函館の未来について行政や市民と想いを共有し、市全体を巻き込んだ運動を展開できる組織となる必要があります。
まずは、各メンバーがまちづくりに市民を巻き込む必要性を認知するために、産学官民一体となった運動の事例を共有し、地域の先導者としての自覚を促すことで、先を見据えた運動へ取り組む機運を高めます。そして、我々が行政と有意義な意見交換をできる知識や視点を身に着けるために、有識者の地方創生の取り組みについて学ぶ場を設け、まちづくりの仕組みへの理解を一層深めます。さらに、未来を担う子供たちの育成に寄与するために、スポーツを通じ社会生活に必要な徳性を身に着ける場を与えることで、子供たちへは心身の健全な発達を促し、豊かな心と思いやりの心を育んでいくと同時に、地域一体でコミュニティ形成に取り組むことの重要性を周知していきます。また、市民がまちづくりについて声を上げられる環境を整える一助となるために、メンバーを含む産学官民が今の函館や未来に向けた運動について考え、共有する場を設けることで、市民のまちづくりに参画する意欲を高めます。そして、メンバー各々が地方創生への課題を明確にするために、有識者や市民を交え、今後の取り組みに関する多種多様な意見交換をし、知見を深めることで、産学官民一体となりまちづくりへ臨む意欲を高めます。
まちづくりの新たな可能性を認識し、函館の更なる発展への見解を備え、行政や市民と様々な想いを共有した我々は、個々が函館の未来を背負う人材へと成長を遂げ、地域住民を牽引するにふさわしい組織へと進化します。